「New Power Soul」
「ニュー・パワー・ソウル」

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'96年の「Emancipation」以降音沙汰がなかったジ・アーティストの久しぶりのアルバムは、ジ・アーティスト個人名義ではなく'95年にNPGレコードよりNPGというバンド形式でリリースされた「EXODUS」の2ndアルバムでした。
今作はNPGとしては3年振り3枚目のアルバムという事になります。

キーボードのMr.ヘイズ以外のメンバーを総入れ替えしてリリースされていて、ホーン・セクションもお馴染みのNPG Honezを使わずthe Hornheadzを起用したり、同時期にNPG Recordからリリースしたチャカ・カーンや心の師匠となった元すらいザ・ファミリー・ストーンのラリー・グラハムが客演したりと少し豪華になっています。
サウンドの方は、"New Power Soul"のタイトルが示すように前作のファンキー・サウンドをややソウルっぽくした一般的に言われる"SOUL"とはまた違った仕上がりになっています。

メンバーは変わってもNPGとしてのメンバーの一体感は前作に比べても遜色なく1曲目の"New Power Soul"から実感できます。決して全面に主張しないジ・アーティストの低めのヴォーカルやMr.Haysのオルガン、Rev.Scottの渋いギター、K'aJのスネア・ドラムやバックを盛り上げるホーン・サウンド....どれをとってもファンキーで"New Power"なSOULです。
ファンキーな"Come On"ではバック・ヴォーカルにチャカ・カーンが起用されていますが、そのチャカをまるでバンドの1コーラスの様に使ってるところ等正に友情が成せる技でしょう。(でも存在感は十分です)
他にも、Clare Fischerがオーケストラ・アレンジをしてスタイリスティックスが歌っても可笑しくないような古典的な中にも新しさが聴けるソウル・バラードの"Until U're In My Arms Again"や、DJ Brother,Julesのスクラッチが効果的なP-Funkっぽい"Push It Up"、ZAPPっぽくジ・アーティストの声をヴォコーダで変声した"(I Like) Funky Music"等良い曲が数多く収録されています。

今回のアルバムも個人名義に一歩も引けを取らないクオリティの高い作品です。
このアルバムもメジャー・レーベルからリリースしても十分認知されるにもかかわらず敢えてNPG Recordsからリリースしたのは、'99年にリリースした「Rave〜」をメジャー・レベールに販売して貰う為に”俺はまだこれだけのクオリティの高い作品を作れるゾ”というアピールだったのかもしれません。
尚、49トラック目にシークレット・トラックが収録されています。(49トラックに行くまでは、何故か4秒ずつの無音トラックがあります。)
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