「EXODUS」

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ワーナーと契約に揉めて'93年6月の「改名宣言」後、しばらくアルバムの制作に取り掛からなかった殿下が「The Gole Experience」と同年に今までPrince & The New Power Generationというバック・バンド的な要素があったNPGを殿下がNew Power Generationの1ヴォーカリストとしてグループに溶け込む形で制作された2ndアルバムです。
あくまでもバンドの1員という形態をとる事でワーナーとの契約を無視し、NPGレコードからリリースされました。
アルバム制作時期が「The Gold〜」とほぼ一致しているという事で、メンバーやNPG Operatorのレイン・イヴァーナ、スティールズ等ほぼ一緒のミュージシャンで構成されています。

アルバム全体的なイメージは「The Gold〜」とは違い、メンバー全員の一体感が伝わってきます。
曲間を"Segue"で繋ぐお馴染みのコンセプトで制作され、サウンドは全編にソウル&ファンク色が強くいです。
このアルバムではNew Power Generation Hornzのホーン・セクションが効果的に使われていて、シングル・カットされた"Get Wild"ではJBサウンドにも通じるところがあります。特にソウルフルなインスト・ナンバーの"New Power Soul"では殿下は1ギタリストになってMr.HayesのオルガンやNPG Hornzの引立役になっているところ等正にバンドならでは1曲だと思います。
他にもアコースティック・バラードの"Count The Days"や、マイケル・スコットのStrokes Guitaが渋い"Cherry,Cherry"等もソウルフルで良いですし、P-Funkっぽいサウンドの"Retuern Of The Bump Squad"や"The Exodus Has Begun"等かなり良いです。

殿下のアルバムは結構同時期に複数枚を制作しますが、ポップロック指向の「The Gold〜」、ファンク指向の今回のアルバム。この才能は凄いです。”どちらか1枚を選べ”と言われれば「EXODUS」の方を取る程、十分完成されたアルバムだと思います。
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