「Symbolic Beginning Volume1」 (S:B)
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ハイスクールに通っていた1973年頃、プリンスは旧友アンドレ・シモン等と共にバンド「Grand Centrall」(後に「Champagne」と改名)を結成、この頃から天賦の才能を発揮していました。
'74年にプリンスは彼の遠い親戚であるNY出身のプロデューサーでミュージシャンだったリンスター"ペペ"ウイリーと出会い、翌年ペペが結成した「94 East」というグループにメンバーとして参加しました。
本作は、プリンスがワーナーと契約する直前の1975年〜77年頃に94 Eastとしてレコーディングされた記念すべきアルバムです。
「For You」や「Prince」等初期の作品に通じるアップ・テンポのダンス・ナンバーでプリンスとペペの共作"Just Another Sucker"でプリンスはギターの他にドラムとキーボードを担当(アンドレはベース、ペペはギターを担当)するといったマルチな才能をこの時点で発揮しています。
また、プリンスがギターとキーボードを担当している約7分にも及ぶインスト・ナンバーの"If You Feel Like Dancin'"では歌がない分プリンスのギター・テクニックを堪能出来る1曲と言えます。
この他、マーシーとクリスティの囁く様なヴォーカルとサックスの音色が心地よいスロー・ナンバーの"Lovin' Cup"、左右から交互に流れるシンセ・サウンドに加えファンキーなギターとサックスがCOOLな"Games"、荒削りですがスピード感のあるノリの良いリズムが楽しい"Dance To The Music Of The World"、70年代に流行ったテクノ・サウンドをモチーフに初期のプリンスで聴かれるリズム等が盛り込まれている"One Man Jam"が収録されています。
このアルバムでプリンスのヴォーカルを堪能する事は出来ませんが、ギターを含めたテクニックやセンス等の才能を感じるアルバムだと言えます。