「Rave Un2 The Joy Fantastic」
「レイブ・アン2・ザ・ジョイ・ファンタスティック」
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途中、過去の音源とも言える「Crystal Ball」や「The Vault〜」がリリースされましたが、本当の意味ではワーナーとの契約が解放された「Emancipation」以来3年振りの新作です。
久しぶりの大手レコード会社アリスタと"契約"ではなく"合意"したジ・アーティスト・4マリー・ノウン・アズ・プリンス(以下ジ・アーティスト)の新作はプロデューサーに”プリンス”を迎えての制作となりました。(このニュアンスに注目!)
と言うのも作品を一聴しての感想は”お帰り!”と言いたくなる位'80年代それもプリンス時代の絶頂期だった'85〜'88年の頃のサウンドが甦っています。
"Rave Un2 The Joy Fantastic"で聴かせるファンキーなギターとドラムのリズム、先行シングルの"The Greatest Romance Ever Sold"で聴かせる久しぶりの纏わりつくようなギター・サウンドとヴォーカル、"I Love U,But I Don't Trust U Anymore"で聴かせるピアノの綺麗なバラード....どれを聴いても”プリンスらしいサウンド”のオンパレードです。
歌詞では前述の"The Great〜"以外にも元妻のマイテの事を言ってるようにも取れる歌が数曲あり、殿下の直接言えない内面性が表現されているアルバムだと思います。
ただ"解放"されたお陰で毒気が薄れた点が気になりますが、まぁ文句なく”復活”と考えてよいアルバムでしょう!
余談ですが、アルバムタイトルの"Rave Un2 The Joy Fantastic"は'88年の作品で、いつかこのタイトルのアルバムをリリースしたいという意向があって、ずーっとお蔵入りになっていた曲です。
また、日本盤の最後に記載されているマハトーマ・ガンジーの一説を見ると、マイテとの子供の死産が与えた衝撃が感じられ、最近バイブルを読んでるジ・アーティストの気持ちが判るような気がしてきます。