Planet Earth」 (S:B)
プラネット・アース〜地球の神秘〜
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やはりメジャー・レーベルからの発売が影響しているのか、グラミーでのビヨンセのパフォーマンス以降、映画「ハッピーフィート」で久々に"Song Of The Heart"を提供(同アルバムには"Kiss"のカヴァーも収録)したり、'07年2月のスーパー・ボウルではハーフ・タイムショーに出演(折りしも当日は小雨が降り、まさに"Purple Rain"状態!!)と公の場での活動が目立つプリンス。それとは逆行した形で長年運営していた公式サイトNPGMCが2月に閉鎖され、変わりに3121.comというオープンなサイトに変わりファン心理としては複雑な状況になりました。

来年でデビュー30周年となる一つの節目と言えるこの年、ユニバーサル・モータウンからソニー・ミュージックと契約した本作は、「3121」のツアーチケットに付録という異例の販売形態を超え、英新聞「The Mail」の付録にするという大胆な戦略を展開しました。この事で一次ソニーと揉めた様です。(まぁレコード会社の売り上げにかなり影響出るからしかたないでしょうけどねぇ)
リリース前に一騒動あったものの無事リリースされた本作は、久しぶりにProduce,Arranged,Composed and Performedの欄に"Prince & The New Power Generation"とクレジットされバンド色を強めた作品になっています。また注目は約20年振りにWendy & Lisaがレコーディングに参加しています。

静かなピアノのイントロから徐々に高揚していく様と平和を歌う"Planet Earth"は、「Emancipation」辺りに通じるものがありますがオープニングでしかもタイトル・トラックにと言うスタートには少々ビックリしました。この曲に対しドストレートなロックを展開する1stシングルの"Guitor"。先行ダウンロード可能だったこの曲を先に聴いていた身としては"Planet Earth"からの流れに初めて通しで聴いた時は戸惑いを感じました。
しかしプリンスのアルバムの場合特に感じられるのは聴き込む程に印象が変わるもので、アナログ盤を意識した微妙なノイズを入れたジャズ・ナンバーの"Somewhere Here On Earth"や女性ヴォーカル(一人はブリア?)とプリンスのラップが絡み合うメロウな"Mr. Goodnight"、ウェンディ&リサが参加してると思われるシンプルな中にしっかりとアルバムに清涼感を与えている"All The Midnights In The World"といった中盤のスロウ・ナンバー、終盤ではファンキーなディスコ・チューンでホーン隊と小刻みに入るベースがキャッチーな"Chelsea Rodgers"、軽快なサウンドですが内容は政治色を書いた"Revelation"とバラエティに富んでいます。

10曲というプリンスのアルバムの中では少ない収録曲で構成されたアルバムですが、逆に余分なものをそぎ落としスッキリとした印象が感じられる作品だと思います。
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