「One Nite Alone...Live」 (S:B)
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'01年11月、プリンス名義としては約10年振りのアルバム「Rainbow Children」をリリース(日本盤は'02/2/6)。翌年には公式サイトnpg music club会員限定にピアノ・アルバム「One Nite Alone...」を配布する等、メジャー・レーベルの時の様な規制を受けないネットの世界で音楽活動を繰り広げています。
そんな'02年3月に急遽アメリカとカナダツアーを敢行。10月からは舞台をヨーロッパに移し、そして日本にも「Gold Experienceツアー」以来の来日公演が開催されました。
本作はUSツアーを中心に収録された2枚組に公演後に行われたアフター・ショウの音源1枚をプラスしたプリンスにとって初のライブ・アルバムです。
「One Nite Alone...」といライブ・タイトルでしたが実際のSet Listは「Rainbow Children」と過去の名曲が演奏されています。
来日公演でもオープニングを飾ったジョンのドラムから始まり"Rainbow Children"、そして"Muse 2 The Pharaoh"へと流れていく所は何度聴いても鳥肌が立ちます。バンド・メンバーを紹介しながら演奏する"Xenophobia"はnpgmcでのみ聴かれた未発表インスト・ナンバーでメンバーそれぞれの持ち味が出てFunkyです。続く"Extraordinary"や"Mellow"でCool Downした後、来日公演でも演奏を途中で止めた演出でファンの心を捉えた"1+1+1 Is 3"、名盤「Sign Of〜」に収録された"Strange Relationship"や「Dirty Mind」に収録された"When U Were Mine"を挟み、ラストには"Avalanche"でDisc 1をしっとりと締めくくってます。
Disc 2は、前列のファンにFamily Nameを与えるという心憎い演出を交えた"Family Name"からスタート。今風にアレンジされた名曲"Take Me With You"、"Raspberry Beret"でヴォルテージを上げ、本ライブの山場と言える"The Everlasting Now"へと一気になだれ込む様は感動します。
放心状態にした後は日本では演奏されなかったピアノの弾き語りによる"One Nite Alone..."から始まり"Adore"、"Do Me, Baby"、"The Beautiful Ones"、"Free"、"Starfish & Coffee"・・・怒涛のピアノ・メドレーはファン感涙の流れだと思います。そしてラストには福岡公演でもラストを飾った"Anna Stesia"で静かに終わります。
Disc 3は、ライブ後に行われた「アフター・ショウ」の様子を収めたライブ・テイクです。計算された本ライブに対し、アフター・パーティはラフな印象を受けます。
ノイジーな感じのギターがオリジナルとはまた違ったGrooveを醸し出してる"Joy In Repetition"を筆頭に、メイシオのサックスとジョージ・クリントンのファンキー加減が絶妙な"We Do This"、続くゲストのMusiqはCOOLにキメてる"Just Friends (Sunny)/If You Want Me To Stay"のメドレーの好対照さは面白いです。
この他にも「Black Album」からセレクトされた"2 Nigs United 4 West Compton"から"Alphabet Street"、"Peach"と歌よりも演奏に重きを置いた構成になっています。この辺の流れは以前放送された「The Sacrifice Of Victor」に感じが似ています。
音源がUSツアー中心なので来日公演で好評だった"Pop Life"や"Purple Rain"、"Last December"、またサンタナ・メドレーやGCSの"Hair"といったカヴァー曲等は未収録なので日本のファンとしては少々物足りなさも感じますが、通して聴けばそういう事を些細に感じさせる内容のライブ盤と言えます。