Graffity Bridge
「グラフティ・ブリッジ」

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「BATMAN」で再びその存在をアピールして殿下が次に取り組んだアルバムは、大ヒット映画「Purple Rain」の続編映画のサウンドトラックである本作です。
「Purple Rain」、「Parade」、「Sign Of The Times」、「BATMAN」と殿下にとってサントラ盤はどれもセールス的に成功(「Under The Cherry Moon」は映画的に失敗したが...)した物が多く、前作での利益を元手に噂された経営難を回復すべく作られた映画とも言われていました。

このアルバムは従来と違い、上記を見ても判る通り全17曲中8曲だけが殿下のリード・ヴォーカルになっています(それ以外で2曲はデュエット)。
それ以外では、名プロデューサーとなったジャム&ルイスが在籍しているザ・タイム、P-FUNKの帝王ジョージ・クリントン、クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子と言われたテヴィン・キャンベル、ゴスペル・シンガーのメイヴィス・ステイプルズ等々がリード・ヴォーカルを務めています。
また脇には、この映画を期に殿下と共にするバンドのThe New Power Generationを始め、殿下のホーン・セクションとしても有名なエリック・リーズにアトランタ・ブリス、「BATMAN」でも参加したキャンディ・ダルファー、他にもシーラ・E、スティールズ・・・・豪華なキャステングで構成されています。

色んなアーティストが参加したため、プリンスがリードを取る"Thieves In The Temple"や"Can't Stop This Feeling I Got"のタイトなファンク&ロックに対し、"Release It"や"Love Machine"で聴かせるザ・タイムのダンス・グルーヴが対照的だったし、"We Can Funk"でジョージ・クリントンとのデュエットはファンキーで、アルバム全体としてはバラエティに富んでいて飽きのこない作品です。ただ、これまでの様な全曲通しての一体感が無い様にも感じてしまいます。
このアルバムは、プリンスのアルバムというよりも、ザ・タイムの復活の方に周りが注目し過ぎた為かもしれません。

結果的には、続編にも関わらず映画は失敗に終わり、アルバムも決して成功したとは言えません。ですが、エネルギーが感じられる1枚である事には間違いありません。
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