「For You」 (S:B)
「フォー・ユー」
----------------
当時20歳のプリンスが1978年に発表した記念すべきデビュー・アルバムです。
このアルバムがリリースされた当時は全米ではかなり評判にはなりましたが、日本ではあまり評価が高くありませんでした。(容姿をみればもっともの様な気はしますが....)
このアルバムの特筆すべき点は、クレジットを見れば判りますが、エグゼクティブ・プロデューサーにトミー・ヴィカーリが記載されていますが、それはあくまでワーナー側に対する安心感を持たせるという口実で、実際にはプリンスがプロデュースからアレンジ、総ての楽器の演奏からバック・ヴォーカルの全てを一人で行っている事です。もう1点は、このアルバムの原型が15歳の時点で既に完成させていたという事実です。
ワーナーも当時17歳の彼のセルフ・プロデュース作に100万ドル以上とも言われる契約をしたものです。(なのに殿下ときたら.....)
音楽面ではシングルとして発売され、最近ではMCハマーがカヴァーした事でも有名になった"Soft And Wet"、これ以降にリリースされる初期のプリンス・サウンドの原型とも言えるアコーステッック・ピアノのバラード"Baby"、逆に今では創造もつかない様な明るいメロディのダンス・ナンバーの"My Love Is Forever"等、荒削りですがその才能ぶりが発揮されているダンス・アルバムです。