「Dirty Mind」 (S:B)
「ダーティ・マインド」
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"I Wanna Be Your Lover"が大ヒットし、結果的にはプラチナ・ディスクを獲得した前作の次という事もあってワーナーもユーザーも今作を期待しましたが、このアルバムはその期待を見事に打ち破ったアルバムとなりました。
1stシングルの"Uptown"はそこそこヒットしたのですが、ジャケットはより過激になり低年齢ユーザーの購買意欲が薄れて行きました。それに加え、タイトル・ソングの"Dirty Mind"ではセックスに対する描写が色濃く歌われ、さらに"Head"では男性のシンボルを歌ったりしています。
当時センセーショナルなこのアルバムは結果的に散々な目に遭いました。
サウンドは前作までに確立したファンキーなダンス・サウンドからを少しは残していますが、ファンクとロック色を強くしセックス・アピール度が加速していった為に、よりアダルト指向のアルバムに変わっています。
サウンド面もさることながら、録音スタイルもここから変わってきました。
まず、録音をスタジオから自宅の地下室に移し、誰にも束縛されずに製作しています。次にこのアルバムからバンド形態をとっている事です。といっても”Dirty Mind”はDr.Finkと共作ですが、それ以外は楽器演奏からすべて自分でおこなってます。ジャケットの裏に映ってるメンバーは、最終の段階で入って来たと考えられます。
このアルバムは上記の歌詞や容姿で一部批評家からはかなり酷評されていた事もありますが、客観的に考えれば、これまでの成功を払拭してまでも新しいサウンドに移行する姿勢。それをたった1年で実現したこのアルバムはやっぱり凄いです。