「Diamonds And Pearls」 (S)
「ダイアモンズ&パールズ」
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「Sign Of The Time」以降ソロ活動していた殿下が、映画「グラフティ・ブリッジ」でキッド(プリンス)が組んだバンドThe New Power Generationのメンバーをベースに久しぶりのバンド活動を再開したアルバムです。
このアルバムから殿下のスタイル(歌詞、サウンド、パフォーマンス)が少し変わった様な気がします。初期の頃の様な挑発的な歌詞やパフォーマンス、その後の精神的な世界や密室さが薄れ、よりナチュラルな感じがします。
プリンスが全ての楽器を担当し殿下の多重録のヴォーカルが冴える"Thunder"、スィンギーでドゥー・ワップを連想しそうなポップ・ソングの"Strollin'"、ロージーの高揚感の声が印象的なラヴ・バラードの"Diamonds And Pearls"、シンプルなポップ・ソングで久々の全米1位を獲得した"Cream"、その歌詞があまりにも過激でラジオでプレイできないと言われた"Get Off"ではプリンスのエロティックな声とトニー・MのラップがCOOLです。
「Diamonds & Peales」は、これまでのどのアルバムよりもポップで親しみ易く、メンバーそれぞれが自分の役割をキッチリ認識して制作された見事なポップ・アルバムだと思います。
ただ一部の批評家からは、ラップやハウスを取り入れた殿下に対して現在のミュージック・シーンに迎合したと言う人もいますが、それはあくまでも1つの手段であって、全部を否定する要素ではないと思います。
このアルバムは、殿下の”ポップ・ミュージック”というアプローチが見事に当たり、アルバム・チャートでも全米1位(200万枚)、全英3位と久々のヒット作になりました。
補足ですが、以前から殿下と組んでプロデューサーとしても活躍しているLevi Seacer,Jr.。普通はベーシストなのですがNPGで活動する時はギターを弾いています。