3121」 (S:B)
3121
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前作「Musicology」で久々にメジャー・レーベルと契約して興行的にも成功したプリンス。この"波"に乗って通例の如く翌年に新譜リリースかと思いきや、ジョージ・クリントンのアルバムにゲスト参加や、ハリケーン"カトリーナ"に対するチャリティ・シングル"S.S.T"など控えめな活動を展開。こういう天邪鬼っぷりが殿下らしさというんでしょうね。
前作から2年、ソニーからユニバーサル・モータウンに移籍(ワンショット契約)し、05/12/13に詳細発表。加えて同日にNPGMCで1stシングル"Te Amo Corazon"。そしてアルバム・タイトルは「3121」と、これは前年の「NAACP」の授賞式の頃に来ていた"3121"とプリントされた衣装からも判るように周到に計画されていたものと伺えます。

参加メンバーは、ホーン・セクションは前作からのメンバーですがドラムやベースに「Emancipation」以降出番(?)のなかったMichael B.やSonny T.が復帰、加えてJoshua DunhamやC.C.Dunhamなど新旧メンバーがミックスされた形になっています。取り分け注目すべきは5曲に参加しているヴォーカルのテイマー嬢でしょう。(秘蔵っ子だったテイマーはソロ・アルバムのリリース直前で発売中止という残念な結果になりました・・・)
収録内容は、マイケルのドラムとソニーのベースによる粘着質感たっぷりのグルーヴとエフェクトのかかったプリンスのヴォーカルが秀逸なタイトル・トラックの"3121"からスタート。この意味深なタイトルはロスにある自宅(正確にはNBA選手のカルロス・ブーザー宅を借りていた)の住所から取ったようです。
一転し、こちも懐かしい感じのポップ・チューンの"Lolita"、先行リリースでストリング・アレンジに盟友Claire Fisherを向かえラテン・フレーヴァー満載の"Te Amo Corazon"、正式にはこちらが1stシングルとなるエレクトリック・ファンクの"Black Sweat"と前半からバラエティ豊かなな作品になっています。
前述の"Black Sweat"のPVに出ていたテイマーのキュートな歌声とプリンスの絡みが良い"Incense and Candles"や"Love"、特にテイマーを前面に起用した"Beautiful, Loved and Blessed"は彼女に対する期待感を感じされる1曲。またプリンスらしさ全開のソウル・ナンバーの"Satisfied"や「Rainbow Children」に通じるジャムの"Get On The Boat"等を聴くと、これまでのアルバムの良いとこを全部持ってきましたという印象を受ける作品になっていると思います。
このアルバムを聴く度に"テイマーのアルバムが出てればなぁ"と思わずにはいられないです。本当に残念!!
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