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Ingrid Julia Chavez (イングリッド・シャヴェイズ)
May 19 1992 (イングリッド・シャヴェイズ)

Released:1991/9/24 | Label: Paisley Park Records, Warner Bros.

●List

  1. Heaven Must Be Near (7:07)*
  2. Hippy Blood (4:55)
  3. Candle Dance (3:43)*
  4. Elephant Box (3:51)*
  5. Slappy Dappy (4:05)*
  6. Little Mama (4:57)
  7. Jadestone (0:44)*
  8. Wintersong (3:53)
  9. Spiritual Storm (1:41)
  10. Sad Puppet Dance (3:51)
  11. Whispering Dandelions (1:59)*
●Produce, Arranger, Composed

Prince (1,4,5,7,11)
Levi Seacer Jr. (10)
Ingrid Chavez, Michael Koppelman (2,6)
Michael Koppelman (3,8,9)

●Written

Ingrid Chavez, Prince (4,5,7)
Ingrid Chavez, Prince, Levi Seacer, Jr. (1)
Ingrid Chavez, Levi Seacer, Jr. (10)
Ingrid Chavez, Michael Koppelman (2,3,8)
Ingrid Chavez, Michael Koppelman, Sparquelee Antoni (6)

●Musicians

Prince (all instruments) (1,4,5,7,11) (keyboard,guitar) (3)
Levi Seacer, Jr. (instruments) (1)
Michael Koppelman (all instruments) (3)

'86年にミネアポリスでバイトしながらオーディションを受けていた頃プリンスと出会い、「Lovesexy」('88)のレコーディングに参加する辺りからプリンスに気に入られ、『パープルレイン』の続編映画『グラフィティ・ブリッジ』のヒロインに抜擢と『パープル・レイン』のアポロニアの様な感じで一躍注目を浴びるかと思いきや、映画は大コケしてしまいました。

本作は映画の撮影中位から制作に入り、翌91年にリリースされたものです。
クレジット上はペイズリー・パーク名義になっていますが実際にはプロデュースや楽器の演奏等で全体の半分に参加しています。
アンビエント系のサウンドに「Lovesexy」でも囁いてた"Clap Your Hands, stomp your feet"のフレーズを使用した"Heaven Must Be Near"、90年代のプリンスが好んだソリッドなリズムに乗せて呟く"Elephant Box"、前曲よりもスピード感がアップした"Slappy Dappy"、歌というよりは会話みたいな感じのインタールード的な"Jadestone"と最後を締めくくる"Whispering Dandelions"の5曲がペイズリー・パーク名義です。
これとは別に"Sad Puppet Dance"をリーヴァイが単独プロデュースで担当しています。

全体的な印象はプリンス”らしさ”とは掛け離れており、無機質な打ち込み系サウンドと歌というよりは詩を語るスポークン・ワードのヴォーカルで構成されています。
敢えてスポークン・ワードにしたのは、プリンスが余程彼女の話し方が好きだったのもあるんでしょうが、彼女自身もプロデュ-スに参加している事から、こういう歌い方が好きな様です。
こういった歌い方は、後にレニーと共作したと言われるマドンナの”Justify My Love”からも伺えます。
(この曲はレニーと共作した事がクレジットされなかった為に裁判を起こしてます)

ちなみに彼女の半生は劇的で、プリンスやレニー・クラヴィッツと良い仲になった後、坂本龍一経由でJAPANのディヴィッド・シルヴィアンと結婚('05年に離婚)と大物を渡り歩いています。