| Time Waits For No One タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン |
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| 50年代から活躍しているゴスペル・グループ"ステイプルズ・シンガー"のリード・シンガーとして活躍し、'87年のアレサ・フランクリンのアルバム「One
Lord One Faith One Bap Tism」ではデュエットを披露する等の活動をしていた彼女。 このアルバムは、ステイプルズ・シンガーのファンであったプリンスと出会い、ペイズリー・パークと契約を結んだ'89年にリリースされたソロ2作目(1枚目は'70年代に発表)のアルバムです。 レコーディング自体は'88年から行われていたのですが、プリンスは当時『Lovesexy』を制作し、その後のツアーに取り組む為に彼女のレコーディングを一時中断し、落ち着いた頃に再開するという熱の入れ様でプロデュースを行った作品です。 全8曲中、メイヴィスとの共作のタイトル・トラックを含む6曲を書き、プロデュースを行い、残りの2曲に関してはステイプルズの頃から付き合いがあるレスター・スネル他が担当し、プリンスはエグゼクティヴ・プロデューサーというポジションで管理しています。 全体的な印象は、どれも当時のプリンス色が強いファンク/ソウル色の楽曲が多く、そのサウンドにメイヴィスのパワーのある独特なヴォーカルが乗って、非常に完成度の高い作品になっています。 プリンスがドラムを担当しM・ウェーヴァーのギターのピッキングにE・リーズやA・ブリスらのホーン・セクションが軽快なFUNKチューンの"Interesting"からスタートし、プリンスの独特のギター・サウンド(他全楽器を担当)とメイヴィスの力強くディープな歌声が魅力的な"Jaguar"、単調なリズムながらメイヴィスの圧倒的な力でグイグイ歌いこむ"Train"等どれも彼女の魅力とプリンスの相性の良さが判る楽曲が多いです。 また、前述のレスター・スネル、アル・ベル&ホーム・バンクスら3人が手掛けた2曲はどちらもプリンス・サウンドとは違うものの、彼女と付き合いの長さからかリラックスした雰囲気を感じられます。特に"The Old Songs"ではベン・E・キングが歌った事で有名な"Stand By Me"を途中に挿入した楽曲では、その感じが特に見られます。 彼女の魅力は圧倒的な声量と歌唱力ですが、アップ・テンポの彼女のヴォーカルもさることながら、ラストのバラード・ナンバー"I Guess I'm Crazy"と"Purple Rain"を連想させる感動的なエンディング・ソングの"Time Waits or No One"で聴かせるしっとりとした中に説得力のある2曲は秀逸です。 |
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