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Emancipation (イマンシペイション)

Released:1996/11/19 | Label: NPG, EMI

●Disc 1

  1. Jam Of The Year (6:09)
  2. Right Back Here In My Arms (4:42)
  3. Somebody's Somebody (4:43)
  4. Get Yo Groove On (6:31)
  5. Courtin' Time (2:46)
  6. Betcha By Golly Wow! (3:30)
  7. We Gets Up (4:17)
  8. White Mansion (4:47)
  9. Damned If Do (5:20)
  10. Can't Make U Love Me (6:37)
  11. Mr. Happy (4:46)
  12. In This Bed Scream (5:40)

●Disc 2

  1. Sex In The Summer (5:56)
  2. One Kiss At A Time (4:40)
  3. Soul Sanctuary (4:41)
  4. Emale (3:37)
  5. Curious Child (2:57)
  6. Dreamin' About U (3:52)
  7. Joint 2 Joint (7:51)
  8. The Holy River (6:55)
  9. Let's Have A Baby (4:07)
  10. Saviour (5:48)
  11. The Plan (1:46)
  12. Friend, Lover, Sister, Mother/Wife (7:37)

●Disc 3

  1. Slave (4:51)
  2. New World (3:42)
  3. The Human Body (5:41)
  4. Face Down (3:16)
  5. La, La, La Means Love U (3:58)
  6. Style (6:40)
  7. Sleep Around (7:41)
  8. Da, Da, Da (5:15)
  9. My Computer (4:36)
  10. One Of Us (5:19)
  11. The Love We Make (4:38)
  12. Emancipation (4:12)
●Produce,Arranged,Composed

●Written


Brenda Lee Eager, Hilliard Wilson (D1-3)
Thomas Randolph Bell, Linda Creed (D1-6)
Mike Reid, Allen Shamblin (D1-10)
Sandra St. Victor, T. Hammer (D2-3)
Thomas Randolph Bell, William Hart (D3-5)
Eric M. Bazilian (D3-10)

●Aditional Musician

Mayte (vocals) (D1-9,D3-10)
Sonny T. (bass) (D1-6,D2-10,D3-10)
Michael B. (drums) (D1-6,D2-10,D3-10)
Tommy Barbarella (keyboards) (D1-6,D2-10,D3-10)
Rosie Gaines (vocals) (D1-1)
Eric Leeds (saxophone,flute) (D1-1,4,7,10,D2-1,4,6,D3-6)
Rhonda Smith (bass,vocals) (D1-4,7,10,D2-1,6)
Mr.Hayes [aka Morris Hayes] (vocals,keyboards) (D1-4,6,D2-10,D3-10)
Kirk Johnson (drums)
Ricky Peterson (piano,keyboards) (D2-1,10)
Michael B. Nelson (trombone) (D1-5,9,D2-10,D3-7)
Steve Strand (trumpet) (D1-5,9,D2-10,D3-7)
Dave Jensen (trumpet) (D1-5,9,D2-10,D3-7)
Kathy Jensen (saxophone) (D1-5,9,D2-10,D3-7)
Brian Gallagher (saxophone) (D1-5,9,D2-10,D3-7)
Walter Chancellor Jr. (saxophone) (D1-1,D3-6)
Ninety-9 (vocal) (D1-2,D2-7,D3-4)
Kathleen Dyson (guitar,vocals) (D1-4,D2-1,4,6,D3-11)
Brian Lynch (horns) (D1-7,D2-4,D3-6)
Janice Garcia (bold girl) (D1-8)
Tom Burrell (keyboards) (D1-10)
Scrap D. (rap) (D1-11,D3-6,8)
Savion Glover (tap) (D2-7)
Michael Mac (scratches) (D2-7,D3-6)
Hans-Martin Buff (driver) (D2-7)
Kathleen Bradford (vocals) (D2-12)
Rhonda Johnson (vocals) (D2-12)
Steve Parke (jeep horn) (D3-4)
Mike Scott (guitar) (D3-5)
Smooth G. (shouts) (D3-6)
Chanté Moore (vocals) (D3-5)
Kate Bush (vocals) (D3-9)

●Cover

"Betcha by Golly, Wow" by The Stylistics (1971) (1-6)
"I Can't Make You Love Me" by Bonnie Raitt (1991) (1-10)
"La-La Means I Love You" by The Delfonics (1968) (3-5)
"One Of Us" by Joan Osborne (1995) (3-10)

前作「Chaos and Disorder」のリリースと’99年にリリースされる「The Vault... Old Friends 4 Sale」を置いてきた事によりワーナーから解放されたがEMI-キャピトルとアルバムの製造及び配給で合意して「解放の日」とされる'96/11/19にリリースされた記念すべきアルバムです。

自身この"解放"をどれだけ待ったかは、タイトルを"イマンシペイション"(奴隷状態の解放)と、ワーナーという鎖を切って拳を上げバックからは明るい光が差し込んでるアルバムジャケットからも簡単に想像できます。
また前作リリースからまだ4ヶ月も経っていないという通常では想像できないスピード、しかも36曲3枚組というハンパではない量の楽曲からも、「Chaos~」を手抜きし、今作のクオリティで前作を売れない様にしようとするの作戦が伺えます。
発表に伴い緊急来日し"このアルバムを作るために生まれてきた。"と発言したは、これまで見た事が無い程プロモーション活動、インタビュー、メディアへの露出を行い、その理由を”妻マイテからの助言”としていましたが本当に嬉しかったのでしょう。

各CD12曲60分の3枚180分と完璧に計算されたこのアルバムでは、前述でも触れた様にワーナー契約解除前後に収録されたものが多く、"SLAVE"等も解除前に書かれた1曲でしょう。
このアルバムで特徴的なのは、スタイリスティックスの"Betcha By Golly Wow!"('72)、ボニー・レイットの"I Can't Make U Love Me"('91)、デルフォニックスの"La,La,La(Means I Love U)"('68)、そしてジョーン・オズボーンの"One Of Us"('95)と、アルバム初のカヴァー・ソングが4曲も収録されています。これまでライブ等でJBやプレスリーのカヴァー等を披露した事はありますが自分のアルバムに収録する等はとても考えられませんでした。それもファースト・シングルを"Betcha By Golly Wow!"にするとは正直ビックリしました。正に"解放"が成せる技でしょうかね。

全体的にはブックレットの最後に記載されている"LOVE,SEX,LIBERTY"をキーワードにし、1枚目にはスタイリスティックスのカヴァーで綺麗な楽曲の"Betcha By Golly Wow!"や、ジャジーな感じがする"Jam of The Year"、歌詞にディアンジェロの事に触れているグルーヴ感が良い"Get Yo Groove On"、元レボリューションのウェンディ&リサと元ザ・ファミリーのスザンナに捧げた"In This Bed Scream"等全体的にポップな感じに仕上げています。

2枚目では今は亡き子供の超音波心音をフューチャーし妻マイテとの出会いをエロティックに表現した"Sex In The Summer"やマイテとの結婚についてを綴った"The Holy River"、'96年2月14日に2人の結婚式で使われた"The Plan"や"Friend,Lover,Sister,Mother/Wife"等、今は婚姻という形式を"解放"してしまったが事実上"妻"であるマイテとの事を歌った歌詞が多く見られるバラード中心のディスクです。

3枚目では、テクノっぽいサウンドで"解放"後の世界を歌った"New World"や同じくテクノっぽい"The Human Body"、ヒップ・ホップ系で自身が持つスタイルの事を歌った"Style"、ハードコア・ファンクで歌ったタイトル・ソングの"Emancipation"等上記の2枚よりも実験的なサウンドやオルタナティブ系のサウンドが光る1枚です。

3枚それぞれ趣向を凝らし聴くものを飽きさせないそのバラエティの豊富なこのアルバムは、自身が本当に作りたかった1枚でしょう。

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ファム・レビュー

かくちゃん

購入した当初は、ほとんど聴かずにCDラックの肥やしとなっていましたが、3121で完全復活を遂げた(と個人的に思っている)48歳の殿下の曲を改めて聴きなおしていたところ、このアルバムの質の高さに気が付きました。
当時の私にはインパクトが薄くてつまらない曲ばかりに思えたのですが、私も歳を重ねて嗜好が変わってきたのか、まるで宝の山を掘り当てたかのような心境です。

RioN

先日プリンス体験をしたばかり。興奮覚めやらぬ中、書いています。このアルバムは私が理想とする、プリンスの音の肌触りをしています。
3枚組という曲数の多さから、散漫な印象を受ける方もいるかもしれません。しかし、音質の良さが彼のバラッドを、必殺のメロウチューンにしています。
聞くたびに、心が引き裂かれる体験をしています。永遠の愛聴盤になりそうです。

perprin

昔職場の同僚に貸したらきちんと返してくれたかにみえたんだけど、実は1枚抜かれてた。特に一番お気に入りが!!たしか2枚目。
バラ売りしてたら、抜かれた1枚だけ買うんだけど・・・。中古で安売りしてるんですか?それなら買おうかな。殿下のCDはよくもってかれる。それだけ魅力的なのかな、やっぱり?!

momo

このアルバムって初めの印象と後の印象が違うんですよね。僕も高校生の頃にこのアルバムを聴いて「あれ?」って思いました。雑誌とかで褒めちぎってるのも理解できなかった。
でも、何故か今では大好きなアルバムなんですよ。名曲って程の秀逸な曲なんて数える程度だし、三枚聴いても強烈な印象は受けない。けど、やっぱり他のミュージシャンには感じられない「プリンスワールド」があるんですよ。
プリンスの人生や、このアルバムに到る経緯を知っているファンだけにしかこのアルバムの持つ感動は理解できないんじゃないかな。

ノイマイヤー

これが中古で安く売られているけど、まー仕方ないかなって思ってます。曲数が多い上にその曲がよろしくない。通ウケもしないしミーハーウケもしなさそう。参った、参った。
カバー曲は素晴らしいと思う。しかしな、それ以外の曲がグダグダやないけ!悲しい。いっそうカバー集でもだしたらどうっす?ライブCDとかね。過去がスゴイもんだから仕方ないか…この人は晩年狂っちゃいましたね。まあ、頑張ってくれ。

nonvey

「解放」というタイトルにありながら、全く解放感の感じられなかったアルバム。彼自身初のカバーとなる「La,la,la…」も「…Golly wow」も確かに名曲かも知れませんが、アルバムトータルで見ると、「…」といった感じ。
多分ボリュームがありすぎるからかも知れません。3枚のディスクはいずれも12曲60分ぴったりで計算しつくされた感があって、中身についてはマイテへの思い入ればかりが強い感じがして、解放というよりは私的で内にこもったアルバムになってしまったのかなぁ、という印象を受けました。一気に聴き通すにはちょっと辛かった。
また、このアルバムを発表したときのプリンスは、メディアへの露出がやたらと激しくて、個人的には非常に戸惑いを感じました。
皆さんのコメントを見て、もっとも賛否両論が分かれているアルバムのような気がするのは私だけでしょうか。

ノノ

三枚目が好きです!「ラララ」は演奏までしちゃいました。「セックス イン ザ、、、」や「ホワイトマンション」、「マイ コンピューター」「スリープ アラウンド」「ジョイント、、」「ホーリー リバー」等の物語を感じさせる曲がじつに彼らしく、彼しかできない技で埋め尽くされている。例えば(また細かいですが)「ホワイト」の最後「maybe oneday]というつぶやきとか、「ホーリー」の絵の描写とか、「ジョイント」の「キャプテンクランチに豆乳かけたのが好きなんだ」というところのクランチを皿に(?)入れてるらしい音や豆乳かけてるらしい音やパリパリサクサクかわいく食べてる姿が目に浮かぶ音とか。
なんか「分かってるなーもう」という感じ。ハーブティーがたくさん歌詞に出てくるけど、確信犯かなー。曲を越えてなんかもういいや、好き!!大好き!!
でも一番やられたのは「スタイル」。「マイテ イン ザ シャワー」はねーだろ。

ルサーチ

なんせ曲数が多い(素晴らしい!)ので、今回は「White Mansion」について。
まず、マンション、というと日本人は、たくさんの所帯が一つのデッカイ建物の中に収まってるイメージがありますが、向こうではメッチャクチャ高級な豪邸のことだというのを知っておきましょう。レイテストファッションてのは高級ブランドの事ですね。
ショービズ、アメリカンドリームで成功した者にのみ許される丘の上のゴージャスな世界や都会に憧れるストリートヤングになった気分で聴くと新鮮ですね。

ジューク

古本屋で1000円で売っていたのが、事の始まりでした。
"IN THIS BED I SCREAM"でも泣きましたが、最初は"SAVIOR"と"ONE OF US"ばかり聞いていた 名ばかりの殿下ファンです。でも 良いっしょ??
あと何気に"FRIENDS,LOVER,SISTER,MOTHER/WIFE"が大好きだったり。他の曲もそうだけど、曲の質感というか空間的な奥行きが"ハマる"

akkii

このアルバムを買った理由はラララを聞きたかったからという簡単な理由だったけど実際聞いてみて名曲ぞろい、完成度の高さに感動した。
特にセイバーとマイコンピューターという曲、お気に入りです。最近は車のBGMはいつもプリンス、かなりはまってます。

D.M.S.R

うーん、、、。どのALBUMも、かなり思い入れが強いんですが、このALBUMだけかなーあんまり車の中で聞かないのって。
一枚目は割りと聴くんだけと゛、、、。まぁ、昔の音を期待しちゃ駄目って事ですかねぇ
でも、RIGHT BACKーと、IN THIS BEDーは大好き!(しょせん・みねぽり好きな僕)

ジャッキー

このアルバムで大事なのは、歌いたい歌を歌っている事だと思います。ワーナーを離れられた喜びと業界に対する怒り、マイテとの真実の愛、他人のペンによる曲。
どうしても、歌いたい歌がたくさんあって3枚組になったというカンジがします。
この頃は、前よりも自信に満ちて、そして穏やかな表情がとても印象的でした。
好きな曲はたくさんあるけど、Holy River が一番好きです。

ネルソン

同じこと考えている人がいたとは!自分は曲を聞いてすぐにゴーリーワウを結婚式で使おうと思いました。
"SEX IN THE SUMMER"、"JOINT 2 JOINT"、"JAM OF THE YEAR"等好きな曲多いです。


グラフティのレビューで結婚式に使わせて頂いたという方のように僕も結婚式の時にこのアルバムのホーリーリヴァ-を使わせて頂きたいな、と。ラララもいいな、う~んどっち使おうか迷う。ちなみに結婚予定なし!
今聞き込んでて好きになるであろうアルバム。(聞き込んでから書けって?)すみませぬ。

mino

In This Bed I Screamは聴いた時ショックを受けました。ラストの方で、ファルセットヴォイスとギターの音が遠いところから重なっていく(ピッチがパーフェクトに合ってる!)部分は鳥肌が立ちました。
あまり売れなかったのは、変な言い方ですが出来が良すぎて面白みに欠けるからではないでしょうか?それと、マニアックな部分とか急にハートフルな態度を見せた(マペットショー出演もありました)プリンス自身の事とかに注目が集まり過ぎていました。

mune

三枚もあるのでなかなか一度に消化するのは辛いアルバムだと思う。
ゴーリーワウやララは愛の言葉のカバーは素晴らしいと思う。あとホーリーリバーもいい!
ただ、統一感みたいなものはあまり感じられない。プリンスファンだから聞けるという感じもある。
なんか一枚に凝縮したほうがいいような気がする。サインオブタイムスとはいかないようだ。

スプーキー

15年近く聞いていて、正直言って集大成だと思うね。ひとつの区切りにも感じる。
まあ、実際はブートレグなんかからも集めているのだろうから、制作年代が一致しているとは思えないが、それまでの雰囲気を保っているよね。
完成度はかなり高くってプリンスの本髄、集大成といったところ。

ユタカ

3枚組、各60分。という、いかにも完璧主義らしい仕上げにニヤリ。
これだけ、あらゆるスタイルを盛りこめば、多少は嫌いな曲もあるのは仕方がない。
しかし極めて多彩でありながら、この全体を覆う統一感に並々ならぬ才能を感じてしまう。
最初は薄っぺらな印象だけど、聴けば聴くほど味の出るアルバム。

マハラ

誰かがやったことでも好きなことするのは自由さって感じ。カヴァー曲はその象徴だと思う。
Holey River...とてもいい曲ですね。

やまん

この作品は、1枚目が好きです。JAM OF THE YEAR に始まり、IN THIS BED I SCREAM で終わる。
HIP HOP風あり、BIG BAND風ありと多種多彩です。私は、IN THIS BED I SCREAM が大好きなんです。
2枚目以降にも好きな曲はありますが、一枚のディスクとしては1枚目が最高!!

halfmoon

当時rockin’onのコラムに「多分「sign O' the times」の様に何百回も聞かないだろう。でもかつてプリンスを愛した人を心から幸せにしてくれるアルバム」みたいなことが書いてあって「ふむふむ」と思った。確かにサイン~をもとめたファンにはすこし弱いかも。
でもやっぱイイ曲はいってます。"sex in the summer"なんか最高!あと"La La means I Love U"とか"I CAN'T MAKE U LOVE ME"など他のアーティストも歌ってる曲なんか聞き比べると、いかにプリンスの才能がすごいかよくわかる。
2枚目と3枚目の前半が好きでよく聴きます。自分でイイ曲だけ編集して1枚ものにするといいかも。

taka

このアルバムについていろいろ言われようとも、いいものはいい!
何曲かは、時間あわせのようなものもあるが、全体的の質は、今いるミュージシャンのなかでここまで作り上げられる人はいないと思います。
まだプリンスを聞いたことがない人はこのアルバムから入るのが聞きやすいのではないでしょうか?

ジャスティーン

いいアルバムですよね。この頃ってリリースが多くて嬉しかったです。
値段も3枚組にしては安かったし、音の方もオムニバスぽい内容ですけど全体的に統一感があって違和感なく3枚通して聴けました。
ゴーリーワウ等カバー曲も単に好きな歌やってるぽくてグーです。でもサイン・オブ・ザ・タイムスみたいな先鋭的なすごいアルバムはもう作れないのかなとも思いました。
ファンとしてはこんな風に手抜きなしの良質なアルバムをリリースし続けるプリンスは尊敬しますけどね。

NAGITAKU

これも出る前から音源はありましたが、これが初めて殿下のアルバムではなんと!発売一ヵ月後に買いました。
みんなは凄い褒めちぎってたけど個人的には"そうかなぁ~?"と言う思いで買いませんでした。
発売日には。今でも2枚目しか聴きません。