Come
カム

Come
WEA Japan
WPCR-55

  1. Come
  2. Space
  3. Pheromone
  4. Loose!
  5. Papa
  6. Race
  7. Dark
  8. Solo
  9. Letitgo
  10. Orgasm
●Produce,Arranged,Composed and Performed
  • Prince
●Written
  • Prince
  • Prince with David.Henly.Hwang (8)
●Aditional Musician
  • Michael B. (Drums)
  • Sonny T. (Bass & Back Vocal)
  • Tommy Barbarella(Sampler,keyb & Symbal)
  • Mr.Hayes (Guitar)
  • Mayte (Back Vocal & Dancer)
  • New Power Generation Hornz
  • Eric Leeds (Flute) (9)
  • Jearlyn Steele Battle (6)
  • Kathleen Bradford (Back Vocal) (9)
  • Ricky Peterson (Keybords) (9)
アルバム・ジャケットはゴシック調の教会の前、そしてPrinceの下に記載してある"1958-1993"。つまり生まれてから'93/6/7に発表された改名宣言までの35年間のプリンスとしての生涯を締めくくる為にリリースされたアルバムです。
'93年4月にワーナーに対し、新しい曲は作らず既にストックしてある500曲以上あると言われる未発表曲でアルバムを作ると通告し、その中からセレクトされたこの10曲をアルバムとして発表されました。

レコーディング中にも顔に”SLAVE”(奴隷)と書き、殿下としては不本意で制作したアルバム。タイトルは全部1語で表現され、歌詞も
"Come""Orgasm"等露骨なセックス描写が書かれたかと思うと"Race"は人種差別、"Papa"では幼児虐待等社会性のあるメッセージ・ソングが書かれています。この辺りの統一感のなさからも同時期に書かれた曲でない事が判ります。
サウンドはポップさや元気なロック・サウンドを拒み、ソウルやR&B、ファンクをベースにダークな感じで構成されています。
ところがこのダークなサウンドがめちゃくちゃカッコ良くて
"Race"他で聴かれるNPGホーンズのホーン・セクション、音楽酔いしそうな混沌としているがドラムとギターのリフがカッコイイ"Loose!"、唯一キャッチーな"Letitgo"のファンキーなベースやスキャットするプリンスのヴォーカル、そして"Dark"で聴かせるプリンスが演奏するハモンド・オルガンとファルセット・ヴォイスがたまらなくソウルフルで良いです。

ある意味”寄せ集め”で作られたこのアルバムですがサウンドのクオリティ、発想の豊かさはハンパじゃない事を証明しています。
O(+>に転生する為のプリンスの遺書と受け取れる
"Letitgo"が収録されたこのアルバムは、正に殿下の決意を物語るようなアルバムだと思います。