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Chaos and Disorder (カオス・アンド・ディスオーダー)

Released:1996/7/9 | Label: Warner Bros.

●List

  1. Chaos And Disorder (4:18)
  2. I Like It There (3:15)
  3. Dinner With Delores (2:45)
  4. The Same December (3:23)
  5. Right The Wrong (4:38)
  6. Zannalee (2:43)
  7. I Rock, Therefore I Am (6:14)
  8. Into The Light (2:46)
  9. I Will (3:35)
  10. Dig U Better Dead (4:00)
  11. Had U (1:25)
●Produce,Arranged,Composed

●Written

●Aditional Musician

Michael B. (drums) (1,2,3,4,5,6,8,9)
Sonny T. (bass) (1,2,3,4,5,6,8,9)
Mr.Hayes [aka Morris Hayes] (keyboards) (1,2,3,4,5,6,8,9)
Tommy Barbarella (keyboards) (1,2,3,4,5,6,8,9)
Rosie Gaines (vocals) (1,7,8,9,10)
Michael B. Nelson (horns) (5,7)
Kathy Jensen (horns) (5,7)
Dave Jensen (horns) (5,7)
Brian Gallagher (horns) (5,7)
Steve Strand (horns) (5,7)
Scrap D. (rap) (7)
Steppa Ranks (rap) (7)

●Sampled

"Double Barrel" by Dave & Ansel Collins (1971) (1)
"Entrance of the Gladiators" by Julius Fučík (1897) (1)

このアルバムと未発表曲集の「The Vault... Old Friends 4 Sale」をもって18年に渡るワーナーと契約を完了する為、にとってはワーナーで作った事実上最後の新録アルバムです。
一刻も早く呪縛から解かれる為にサントラ「Girl 6」から僅か3ヶ月という短い間隔、そしてレコーディングをたった1週間で仕上げてしまったと噂されるこのアルバムは、"混沌と無秩序"というタイトルや「1999」のアナログ盤を踏みつけたジャケット、荒削りなサウンド等からもその意図が読み取れるアルバムです。

アルバム収録の時点では既に解散していたと言われている当時のThe New power Generationを再度結成し制作されたこのアルバムは、が用意した楽譜を渡し、まるで1発録音した様なワイルドさとライブ感があります。
この感覚は、コンサート後のアフター・パーティで演奏されている様な雑然とした中にも一本筋が通った感じがします。

バンドとしてのクオリティは申し分ないのですが余計な音が多い様に感じられるハード・ロック調のタイトル・トラック"Chaos And Disorder"からスタートし、"Peach"っぽい感じのシンプルなロック・ナンバーの"I Like It There"、社会風刺をしているファンキーなナンバーの"Right The Wrong"等、この頃のの攻撃的な感情が浮き出た楽曲が聴かれます。
特に、たった1分26秒と取って付けたような曲の"Had U"や、途中にレゲエ調のラップをインサートしたグルーヴ感のある"I Rock,Therefore I Am"(我ロックす、故に我あり)では、ワーナーに対する感情が顕著に出た作品だと思われます。
ミディアム/スロー系では、ファースト・シングルとしてはちょっとインパクトの弱さが否めませんがささやき系のヴォーカルが魅力な"Dinner With Delores"、またスロー・テンポから徐々に高揚してく辺りが"Dolphin"を思わせる"Into The Light"から"I Will"のメドレーの流れは好きです。欲を言えば"Into The Light"は2分46秒と短く、もう少し長いバージョンが聞いてみたかったです。
この他にはビデオ「アンダーティーカー」で既に耳馴染のブルース・ファンクっぽい"Zannalee"や、テンポがコロコロ変わる"The Same December"辺りも面白いです。

一般的にこのリリースから4ヶ月もしないうちにリリースされた「Emancipaition」の内容を考えるとクオリティの面で指摘されがちですが、ストック曲があるとは言え短期間で制作したプリンスの才能はやはり凄いと実感させられますし、この荒削り感はストレートな感情を表現した作品として貴重なアルバムと言えます。

【1996年の受賞】
●BRIT Awards[UK]
Best International Male Artist

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ファム・レビュー

プリプリンス

色々なサイトでこのアルバムを酷評していたことと、ジャケットのカッコよさにひかれて買ってみました・・・結構好きなアルバムです!
でも聞き入るよりストレス発散として聞くのがいいと思います。

ケビンナッシュ

このヤケッパチな所が良い。楽曲自体評価は全くできないが、凝りに凝った駄作より、このテキトーさがロックだなーって思う。
ロックする故我ありなんて思わず笑ってしまう。

Dr.Fink

Into The Lightがこんなに人気あるなんて!
アルバム中では一番好きな曲なのでみなさんのレビューを読んでうれしくなりました。なんていうか、サビの前段で無理やりサビにもっていこうとする感じがあって、そのぶんサビでの解放感を強く味わえるような気がします。
あとはDinner With DeloresのDamn Delores pick another subject please Introduce the carpet 2 something other than your kneeのところの展開はしびれます。淡々とした間奏のギターもいいです。

PRINCE CONTROL

GIRL6からわずか3ヶ月後に発売。そしてその約4ヶ月後(日本発売日を基準にしてます)にはEMANCIPATIONという超大作を発売しているのだから、1996年のプリンスはまさに60年代のまだ音楽産業が産業になる以前の時代、アーティストが出来た曲をリリース時期を気にすることなく出していた時代に生きているかのようでした。
一般的に投げやりとか契約を完結させるためのやっつけ仕事的に扱われていましたが、でもやっつけ仕事でもこれだけのクオリティを保てるのだから、やはりプリンスは化け物ですね。
"Chaos And Disorder"、"Right The Wrong"、"I Rock, Therefore I Am(我ロックす、故に我あり)"、"Dig U Better Dead"と言った攻撃的な曲、"Dinner With Delores"はファーストシングルとしては弱い印象でしたが(自分は最初これを聞いたときに失礼ながらプリンス流加山雄三的ギターソング」と思ってしまいました)、"The Same December"は面白いし"3 Chains O' Gold"を思い出させる"Into The Light"(短いのが惜しい)、それに続く"I Will"(これってワーナーに対しての気持ちを書いた曲なのかな?"Had U"もだけど)などなどプリンスの中の白い血を感じさせる曲が多かったように思います。

mino

NPGというバンドの実力があるので、世間で言われる程出来が悪いものではないですね。
ただGold Exp.のすぐ後だったので、クオリテイを期待してしまった当初は何とも未消化でなげやりな作品に思えました。
Dinner withとInto The Lightには最初からハマりました。面白いことに、職場で隣に座っている同僚のアメリカ人男性(23才、音楽大学卒、専門はジャズ系のギター)は、Gold Exp.とこのアルバムを貸したら、こっちをえらく気に入って(特に1曲目)、一生懸命ギターコピーしていました。
Gold Exp.は全然気に入ってくれませんでした。非常にレアにプリンスの実力のすごさがわかるアルバムなのかなあと思っています。


プリンス好きになったばかりだから変に感じない。ある意味イマンシより解放されてると思う。
こういう感じやってる変なバンドより全然いい。スタジオも良さそうだし。
カオスとイントゥダライトがいい、あとギターも。
この勢い、いいぞー!いいぞー!いいぞー!(エコー)

ガム太郎

マイケルBのドラムがいい。だんだんキャリアを積んでくると曲数が増えるのが常ですが、11曲それも3~4分の曲で....これだけ曲が作れる人だから、1曲作る感覚で、11曲作っちゃった感じ....
アルバムの枚数での契約にこだわるワーナーに対して、「アルバムが欲しいんでしょ」といって作った感じがします。

35

殿下の、ご機嫌、麗しくない事が、非常に顕著なアルバムですね。
あまり、作品の中に、プライベートを感じさせない方だったのに。そういう意味では、貴重な仕上がりなんじゃないでしょうか(笑)
ワザと、こんなアレンジにしてある訳ですから、これもまた殿下の才能のほんの一部なのでしょう。たぶんネ。

ユタカ

元々はやっつけ仕事で出したモノだけど一番とっつき易いアルバムかも。まさにドライブにはうってつけ。
"Into The Light"もうちょっと長ければ名曲なのに。

マハラ

素材は揃っていると思う。
"Into The Light"はあの先が見たかった。

やまん

私もこの作品には肯定的な意見です。(笑)シンプル(手の込んでいない)な作品で心地よいROCK感がありますね。
特に"INTO THE LIGHT"がお気に入りです。
この作品を聴いてると、なぜか車に乗りたくなります。(笑)

ジャスティーン

結構好きです!このアルバム。
リリース時はいろいろ手抜きぽいこと書かれてましたけどこれはこれでいいんじゃないかなて思います。でも決してプリンスならなんでもいいという訳でもないですよ。このやっつけ具合がロックな感じがして楽しいアルバムでした。
ロックする故に我あり、なんてこのアルバムにぴったりじゃないですか、個人的にプリンスのギタープレイが大好きなんでいいアルバムでした。

sexy MF

こんなすばらしいアルバムがあるものですか!

NAGITAKU

とりあえず後半から良くなります。でもこれって出す必要あったのでしょうか?まあノルマの為とはいえ